分散処理システム

分散処理

複数のコンピュータを使ってネットワークを活用したコンピュータシステムは今や当たり前となりました。コンピュータが開発された当初は1台のコンピュータで処理を行っていましたが1台のコンピュータでは処理に時間が掛かったり物理的に離れているなど柔軟性を高めるため分散処理という考え方が生まれました。

ピアツーピアモデル

対等にコンピュータ間で通信を行って処理を行うシステムのモデルです。ファイル共有やメッセンジャーなどのシステムで採用されています。

クライアントサーバモデル

処理を行って結果(サービス)を提供するサーバと処理を要求したり、結果を受け取るクライアントに分かれているシステムのモデルです。Webシステムやメールシステムなどさまざまなもので採用されています。

シンクライアント

シンクライアントはクライアントサーバシステムの中でクライアントが入出力機器(ディスプレイ、キーボード、マウス)など最低限の機能しかないものでデータや処理はデータセンターなどで集中管理されています。企業の社内システムで採用されることが多く、データが集中管理されているため情報漏えいのリスクを軽減できます。また、オフィスではどのデスクでも自分のデータにアクセスできるためフリーデスクも可能となります。

クラウドコンピューティング

現在、技術が盛んに進歩しているのがクラウドです。基本的にはクライアントサーバシステムと変わりませんがインターネットを活用したシステムでありサーバ側は仮想で作られたサーバで構築されることが多く仮想になっているためクライアントの数によってサーバが増えたり減ったりします。こうすることによって必要なときに必要な処理だけを行います。また、クライアントはインターネット越しにサーバと通信してサービスを受けています。

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